【少しでもわかりたい:イスラーム映画祭4『二番目の妻』を観ました】
毎年みたいみたいと思っていた渋谷の映画館ユーロスペースでやっているイスラム映画祭にようやく今年行ってきました。
イスラムは昨日もニュージーランドのニュースも聞いたばかりで、どうかなーと思ったけど、何の問題もなく開催されてた。
私は旦那さんがイスラムなので、その考え方を知りたいなあと思うことがあり、学ぶ機会があれば行ってみたいと思っていて、まだマスジドには行けてないけど、本は結構読んだ。
まあ、知り得る情報なんてなかなかなくて、それでも少しずつ勉強中。
今回見た映画は、「二番目の妻」という映画。
オーストリアに移民したクルド人家族のおはなし。イスラム教では4人まで奥様を作ることができるが現代、現実的には難しいことが多いし、二人、三人と奥さんをもらうよりも、離婚して再婚の方が多い。
この話の中では、ある二人目の奥さんをもらった家族に起きたいろんな問題を描いたもの。どんでん返しがあって、何度か、うわー、うわーって声を上げそうになった。
中身を見終わった最初の感想は、イスラム教国では作れない映画であり、イスラム教国では放映できない映画なんだろうな、と思ったし、旦那さんにいうと旦那さんも、あれは
ウツセナイヨ
と言っていた。
伝え方が難しいが、Ḥalāl食品がイスラム教国ではḤalāl食品とそうでない区別が必要ないのに対して、イスラム教国でない国では、Ḥalāl食品かどうかの区別が必要。そういうことに近い気がする。
これをみて、イスラムと思うとすると、実際のイスラムの一部だけれど、全部ではないし、なかなかここまでイスラム社会の中では表現できないだろうなという感じ。
難しいね。
娘が二十歳ぐらいになったら、見せてもいいかもしれないと少し思った。
オーストリアの公用語はドイツ語で、会話はトルコ語とドイツ語の二つの言葉で描かれる。字幕は英語と日本語。
多言語が操れることが日本人はエリートって感じることも多いかもしれないけど、ここに出てくる人たちは普通の人たち。生きてくためには、身につけないと社会の中では生きていけない環境が世界にたくさんあるだろうな。
イスラムの話をすることがなんというかタブーというか、日本人には触れちゃいけないことってうつるのか、不思議な感じがしている。
仏教とか、お寺とか神社とか、そういう話はめっちゃするのにね。
この文化、社会を理解することは世界人口がクリスチャンを抜いた時点で絶対に必要だよなあって思い続けています。
この宗教を理解してみたいといつも思っています。
またあと何日かやっているので、あと何本かみたいです。