未来志向でいこう。

今日もまた新しい一日。私と家族の超プライベートな日々の出来事。

【ボクラノアミモノ あみものカレッジ】

趣味で編み物をします。まぁ、ほんと趣味なので将来教えようとか、編み物作家になりたい、とかではない。でも、理屈は知りたいなと思うことが多いです。

 

で、時々編み物の技術ではなくて、歴史などのお話があると聞きに行ったりします。
10月だったか、11月だったか、毛糸屋さんのKeitoでのイベントで、手芸協会の横山さんの編み物夜話を聞きにいったときに、アミモノカレッジなるものの宣伝をしていて、面白そうだったのでお話を聞きに行くことにしました。

 

アミモノカレッジの目的は、編み物の手技を教える目的ではなくて、編み物をもっと俯瞰した講義となっていました。
まずは、編み物の歴史。

編み物って不思議、魔法みたいだよねってお話から。編み物が発明されたのはどうやら紀元前のようですが、最初は編むというよりも結ぶ、からだったようで。その後織る?その後、編むになったのではないか。魔法のようだというのは、結ばずに輪と輪をひっかけることで伸縮する、ほどける、ということができるようになり、発達していったらしい。ほどいて編みなおせる。これが魔法みたいっていうのはよくわかる。

 

なるほどーー。この日2回目のなるほど。。。宇宙の話を午前中聞いていたので、午後には歴史をきいて、なるほど。

 

そして、この話を日曜の夜のオンライン手芸同好会で話をしたら、ちょうど1400年頃って飢饉があったりして歴史もあやふやだったころかもねえって話になり、ますます魔法っぽい(笑)

 

その後、今度はちゃんと、科学のお話。編地の観察、糸の観察。観察に必要なスケッチの方法などを習いました。
科学的に物事を観察する、ということを日ごろほとんどしていません。ですが、手法を習えばだれでも同じ結果が得られる。これは科学の大切なポイントかもしれません。

 

今回の講義では

*まずは好きなように生地をみてスケッチする。
*編み生地の構造を科学的なスケッチをする。
*毛糸の構造を科学的にスケッチする。

『構造』というテーマを決めて、このテーマ(目的)以外の要素を取り除いて、スケッチするということがポイント。ここでは写実的なものや、印象的なものは不要。オリジナリティも不要です。(ばっさり!)

 

以前にスケッチの講座で体の構造をスケッチする、というのを習ったのですが、そのときは、手と足は棒でいいと習いました。

それに似ています。

 

そのあとは、毛糸メーカーさんに提供いただいた毛糸を使って、自分なりに毛糸を分類する、ということを行いました。たくさんの糸の中から、好きな糸を選んで分類していきます。ここでは大いにオリジナリティを発揮する場面です。

昨日はブルー系統の糸が多かったので、私は青色をテーマに海の色にしてみました。
出来上がりはこちら。

 

 

たかが趣味、されど趣味。ここまで来れると自分のこれまでの固定概念が緩んで、刺激が多くて楽しかったです。

 

普段は友達とオンラインでつないで手芸をしたり、リアルで会って同好会を楽しんだりしていますが、こうやって時々真面目に勉強するのもいいですね。

三國万里子さんの新刊もでたことだし、少し読書はお休みして編み物する時間も楽しみたいと思います。