【欠席17日目:お休みするー】

息子は学校に行く日もあれば、行かない日もある。
今日は行かない日。
前日から多分決めている。
次の日起こしてーっていう日は大抵行くと決めてる日。
で、起こして！と言わない日は、行かないと決めてる日。

で、昨日の夜は言われなかったので、多分行かない日。

今朝、ママ仕事行くよー、というと、僕、休むー、というので、

給食当番のかっぽう着と書道で借りてた筆、どうすんのよ？

と聞くと。うーん。。と、言って答えがない。
そうそう、運動会の前の1週間は給食当番だった。
書道では、先生から筆を借りていた。

仕方がない、私が返すかあ。。。
だって、借りっぱなしはいやだし、今日、お当番の人が困る。

私は、その二つを持って、学校に寄って返してから、仕事に行くわ、って言って、家をでた。

でも、途中で

あ、違うよ、これ、間違い。

私はいいお母さんになろうとしてる。
彼の問題を私の問題とすり替えてる。
私は返さない息子の行動を私が決めてしまった。
しまった。間違い。
だって、返さないのは彼だし、私の問題ではなかった。

気がついて、すぐに引き返して、
息子にその二つを返して、

ママ、間違えたわ。
これ、ママのじゃなかったから、
けいに返すね！
自分が行くとき、返してね。

で、行ったついでに今日、休むって言おうと思ったから、
行かないから、FAXするわ。
書くから、FAX送っておいて！

と、言って、すぐに書いて、家をでた。

ときどき、母親として、世間体を気にして、
あるいは、息子のことを思って（いるつもり）で、
勝手になにかをしてしまうことがある。

でも、これはやっちゃいけないこと。
だって息子の問題は息子が解決すべきこと。

私と息子をちゃんと切り離さなくっちゃ。

学校に行かないのも、勉強をしないのも、
私が環境を与えないわけではない。
準備は整えてるし、家に閉じ込めているわけでもない。
息子の選択していかないだけだ。

少しずつ距離の取り方がわかってきて、我ながら、
今日の選択は悪くなかったと思う。

彼がなにをしたくて、なにをしたくないかは、
私が決めることではないし、私の選択ではない。

私は、家を出るときに息子に言った。
けいくんね、借りたものはきちんと返さなくちゃいけないよ。
ね、これは、学校行くいかないの問題ではないんだ。
けいくんが学校にこれを返さなくて、困る人がいるかもしれないから、明日行くなら自分で返してね。

うん。わかった。

わかったんだかどうかは、わかんないけれど、
私は怒らずにイライラせずに、少なくとも、
息子にわかるように話をしたつもり。

明日行かなかったら、行かなかったときに、息子の選択をきちんと聞こうか。

今日、かっぽう着が足りなかった子、ごめん。
でも、ママはけいの責任は引き取らなかったよ。

明日は、また明日考えよう、ね。
ときわくん。