【手術当日①:子供たちの様子】
旦那さんの食事の時間。子どもたちは見たことがなかったので、寄ってきて様子を眺める。
病院食はおいしいとは言えないよね。
入院前に記載した生活の様子を記載するシートに、食事の欄もあるので宗教上の理由で豚肉は食べませんと、記載。夜の食事のマーボー豆腐は、チキンのミンチだったようだ。
この病院は、談話室が食堂スペースにもなっていて、個室でない人で起きられる人は、この食堂で食べる。ずいぶんと年配の人たちが、それぞれ一人で食べていた。食堂にテレビカードがあったので、1枚買っておいた。
テレビはテレビカードが必要と案内に書いてあったのにどうも入れる場所がない。ただつけてみたらテレビが映った。息子が、
これ必要だったの?1000円無駄?
あとでナースステーションに聞いてみよう。
パパの食事を見届けたら、私と子供たちは帰宅。私は食べて帰ろうって言ったんだけど、娘が用意してあるならかえって家で食べたいというので、うん、じゃあ家に帰ろうね、と言ってみんな自転車で。10分。ほんとに近くてありがたい。娘も疲れたろうと思う。
昨日は、やっとほっとして帰宅して用意しておいたご飯を食べたら、眠くなってそのまま寝てしまった。やろうと思っていたことの半分もできない。仕方がない。気持ちがついていかない。こういう時は何をしても気がそぞろだ。
今朝も3時に目が覚めて起きてしまった。起きたらときわが起きていたので、おはようというと、私を眺めているだけだ。ときわは、子供たちやパパには、ニャーと挨拶するのに私にはしゃべってくれない。私がご飯をあげているので、どうやらシモベと思っているに違いない。
子どもたちの様子を書いておこうと思う。
息子はなんと、不思議なことに毎日学校に行っている。それも送っていかなくても、毎日。何じゃこりゃ?という感じ。病院で、
ぼくね、テスト70点だったんだ。社会。
へーー。やるなあ。学校行ってなかったのにね。
だよね。勘だよ、選ぶヤツが多かったからさ。
裏はね、50点だった、えっとあのね、50点だけど100点なの。
えっとわかる?
あ、そうか50点満点で50点ってことね。
褒めてほしいのがわかる。嬉しそうだった。頑張ったねえというと、ニコニコとしていた。宿題は、私とやろうと言えばやる。昨日はまた、むすこ専用の割り算のプリント。漢字もあったけどそっちはギブアップ。うん、少しずつね。また明日はがんばろうね、と。
娘は、今週木曜日から後期の中間テスト。全然実が入らず、ずっと携帯をいじっている。さすがに時間を制限しようと思って、話し合いの末、本人が設定することにした。気が散っているようす。言葉に出しては言わないけれど。そりゃそうだ。昨日は入院手続きから、先生や看護師さんのチェックから、すべて付き添ってもらった。もう中学生だからいいだろうと思ったが、かわいそうだったかな。先生からの説明、私たちの質問。リスクの話を聞くのは私も怖い。娘はどう思っただろうか。
今回はテスト前にとても時間があったと思うけれど、テストの点が悪くても言うまいと思っている。こんな時だからこそ頑張ってほしいけれど、それは親の欲だろう。口では、ちゃんと勉強しなさいよ、と言っても、身が入らないよね、とは思っている。
まだ暗いけど、今日の天気は雨のち晴れ。手術の時間のころはちょうど晴れているようだ。個別にもメッセージありがとうございます。さすがに昨日からお返事できていませんが、全部読んでいます。
どうか手術がうまくいきますように。