【選択しているわけではない】
東大の入学式の上野千鶴子さんの祝辞が賛辞を浴びている。私は上野さんの祝辞を最後まで読み切れなかった。
この記事を書きながらそのことが頭をよぎる。本当に恵まれた環境にいる人がその自らの想像力を使って、人を助けることができるのか。
親でさえ、子供を救えないのに。
ここのところ思うのは、学校に行きたいけど行けない、ということを理解できることは、永遠にないのかなぁと思う。
私には到底その気持ちはわからない。
だって行きたいなら行けばいいだけだから、って思ってしまう。
息子は、行かないと自ら選んでいるわけではなくて、行けないんだと思う。
息子は泣いてた。
行きたい。と言いながら、玄関で足が止まって泣いてた。
行きたいんだ。
子供に決めさせるのは、酷だろう。
泣くまえになぜ声をかけてあげられなかったのか、激しく後悔する。行かなくていい。行くなと言ってやれなかった。
二択以外の道を早く決めたいと焦る。
どこかいい居場所がないかしらねー。
週に1日でも居られるといいのにね。