未来志向でいこう。

今日もまた新しい一日。私と家族の超プライベートな日々の出来事。

【『旅をしても僕はそのまま』を読みました】

 

昨年、読書会というか2回おはなし会をさせていただいた『親子の手帖』の鳥羽和久さんの『旅をしても僕はそのまま』を読みました。


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これは鳥羽さんご自身の旅にまつわるお話をまとめたZineです。

私も旅が好き。何もしていないではいられない、たぶんそういう性質を持っている。

たぶん、鳥羽さんもそうなのかなぁとおもうけれど、鳥羽さんの中にある衝動のようなものは、私には持ち合わせていないのかもしれないな。

 

本文を読んでいると圧倒的な知識の差によってそれが産まれているだろうなと感じるんだけど、それでも、それだけでない鳥羽さんが感受した熱がポトポトと落ちてくるのを感じます。

 

去年の秋から大君の都という、幕末の本を読みながら思っているのは、私は今まで歴史というものが好きではなかったし見たくなかったけれど、歴史を知ることは人生を豊かにしてしまうということを知ってしまった。

 

過去のある時点から続いている現在を知ってしまうことで、圧倒的なつながりを意識せざるを得なくなる。そしてそれは、自分の存在を肯定することにつながるんだろうなとぼんやり思っている。

 

旅はそれに似ているんじゃないかと思う。

 

この『旅をしても僕はそのまま』の最初のお話『残照』にでてくる最後の文が、また私を少し救ってくれた。

『「残照」とは、時代に取り残され人の記憶から消えようとしている世界に手を伸ばし、自分のもとへ必死に手繰り寄せようとすることである。そしてそれが私たちにどこか似ていることをおぼろげに触知することであり、その手触りを大切に抱くことである。このことを通して、私たちはどうにか真っ当に生きていくことができるのではないか。』

 

もうこの文章を昨日から何度も何度も反芻する。

 

わからないものの答えを求めるのではなくて、手繰り寄せるその態度というか、そっと触れようとするその行動そのものが、私を真っ当に生きさせてくれているのかもしれない。本当にそうなんだよね。

 


ほかにもお話が3つ。
どれも難しい言葉は調べながら、線を引きながら読んでいます。
Zineは東京では吉祥寺のTitleで買えますよー。

www.title-books.com

 

鳥羽さんのとらきつねでも取り寄せできます。

旅をしても僕はそのまま 鳥羽和久著 | とらきつね

 

【夏休み①:いもいもサマースクール】

夏休みに入ってから、娘の部活の総体と県総体が終わって、なんとなくだらだらと時間が過ぎていた。

行く予定だった富士山が台風で流れて、息子はいもいもサマースクールというのに参加した。

いもいもは栄光学園という神奈川の進学校の数学の先生が主催する、ちょっと変わった塾。

イモニイの愛称の井本先生が、今年は塾外の小学生向けに都内でもサマースクールをやるというので、そこに申し込んでみた。

中学受験専門のはなまる学習会とコラボの塾で、授業は保護者は見学ができないが、勉強をするわけではなく、クイズをしたり、体をうごかしたり、劇のようなものをしたり、とにかくいろんなことをする。

授業風景はこんな感じらしい。

みんなの学び場「いもいも」 – 井本陽久とそのチームによる私塾です。

息子は学校に行っていないので、こういうところはどうかな?と思ったら、どうやら気に入ったみたいだ。何があったのかわからないけれど、とにかく楽しかったらしい。

2日間なんだけれど、初日帰ってきて、

なんであんな楽しいところ紹介してくれちゃったんだよーー。

あら?楽しかった?よかったねーー。

2日目、朝、頭痛がするんだと言って、息子はアタマを布団にうずめている。
正直どうしようかなーとしばらく様子をみていた。
どうにも治る様子がないので、薬を飲ませた。
で、その後、また様子をみるけれど治る様子はない。

でも、

けいくんね、今日も行こう。
まだ間に合うからね。
ママさ、先生に連絡するからね。
30分ぐらいなら遅れても大丈夫。

そう励まして、タクシーで駅へ向かった。

いもいもの当日の緊急連絡先に連絡。
電話がつながらないので、携帯のメッセンジャーへメッセージを送る。

返信は、全体を30分遅らせて待っていますので、慌てずにきてください!

とのこと。
普通なら先に進んでしまうところ、待ってます、とのこと。
こんなことあるかしら?
塾で。。。

びっくりしました。

私はその日1日休みをとっていたので、湯島天神まで行って、
ご飯をたべて喫茶店で本を読んで。

そうして待ち合わせの時間に駅で待っているけれど、予定を30分すぎても1時間を過ぎても来ない。

教室までいこうとも思ったけれどすれ違ったら嫌だなと思って、待っていた。

そうして1時間40分をすぎたぐらいで息子から電話。

終わった!いまから行くから。

息子に会うと、すっかり頭痛も治っていて、元気!

結局さ、1時間遅れて始まった。みんな待っててくれたみたいなんだ。

そう。。

疲れたなー。でも面白かったなー。


帰ってきて、何をしたか聞いてもあんまり答えてくれない。
一つだけ一緒にできるゲームを教えてくれて、その日からなんどもゲームしている。

中学生のおにいさんが手伝いにきていてね、中学生になったらおいで!って言ってた!

そう?じゃあ、中学生になったらいこうねー。楽しみだねー。

うん。

息子は、ここのところ、少し元気になったと思う。
やりたいことをやるし、いままで無理してやっていたことや、無理して付き合っていたことを、
やめてずいぶんと元気になったと思う。

1年半後、中学生になったら通えたならいいね。楽しみに待つことにしよう。

井本先生を紹介した本はこちら。

あいていてよかったな。

 

いま、ここで輝く。 ~超進学校を飛び出したカリスマ教師「イモニイ」と奇跡の教室

いま、ここで輝く。 ~超進学校を飛び出したカリスマ教師「イモニイ」と奇跡の教室

 

 

【娘の総体が終わりました】

中学から始めた剣道。
いろいろあって辞めたいなーということもあったけれど、
なんやかんや続けてこれた。

その結果、

市総体 団体優勝
県総体 団体ベスト16

立派なもんです。
初心者なりの役割をよくつとめたし、
どんどん試合を楽しんでいたなと思います。

やべー、やべーっていいながら、

勝ってきたときの笑顔は格別です。

 

それは指導者のおかげでもあり、
チームのメンバーのおかげでもあり、
本人の努力もあり、
いろんな力添えがあってここまでやってこれたんだなと
みんなに感謝です。


夏休み、いろんな誘いがあって、
おたのしみもぽつぽつと入っている。

中学3年の夏って、こんなにキラキラしてたかなーっていうぐらい、
キラキラしてて、ちょっとうらやましい。

若いっていいなって久しぶりに思ったよ。

しばらくの間は、呆けてしまいそうな気もしますが、
自分の進路に少しずつ向き合えるといいなと思います。

 


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【夏の総体 市内】

この週末は夏の総体でした。

結果的に、市内で優勝!県大会へのきっぷを手にしました。しかしここまで長かったし苦しかった。

 

今年の春のシード戦。
1位シードを狙っていたが、うまく行かずに3位シード。

そこからの夏の市総体本番。

先生もおっしゃってた、市の大会は魔物がいる。

本当にそう。

団体戦は5人対戦して勝ち本数の多いチームが勝ち。早ければ最初の3人で試合が決まる。

しかしなかなか辛い試合が続いてた。

最初の試合はガチガチで。なかなか勝ち星が、取れない。娘は最初の試合は一本負け。次の試合は引き分け。それでもチームのほかのメンバーが勝ってくれたおかげで、順当に上がれてきた。

県大会をかけた3試合目で、先鋒から中堅までに1勝2分け。県大会をかけた勝負の副将戦。

打合わない静かな試合。
睨み合いながらの3分は長い。

あいての応援のほうが盛り上がっていて、声も大きい。雰囲気に圧倒されそうになる。

しかし、動かない二人に、徐々に会場も静まっていく。

静かに我慢する時間。

長い。

どれぐらいがたったか、2分ぐらいか。
会場がシーンとする中、相手が我慢しきれずに飛び出して来たところに空いた瞬間見逃さず、鮮やかな小手が入り、審判が3人の旗があがった。

誰がどう見ても、はいった。

その後も睨み合って1分あったかないか。

3分経過の笛の音で、思わず腰が抜けた。

一本勝ち。

3分長かった。

これで2勝した、うちのチームの勝ちが決まり、県大会出場が決定。

ここで決められる精神力。

ここまでの借りを返せたかな。

ホッとした。

ほんとに。

小学校のときのミニバスのコーチ、来てくれてありがとうございます。
小学校のときの担任の先生来てくれてありがとうございます。
娘のクラスのお友達もたくさん応援に来てくれてありがとうございます。
息子も応援に来てくれてありがとね。

たくさんの方々に応援してもらいました。

来週の県大会も楽しんでできるといいな。

【最近の息子その後:筋トレを始める】

息子だがWiFiは止められたが、相変わらず学校には行きたくなく家にいる。

 

そして、暇すぎる昼間、なにを始めたのかと思ったらアレを始めたのである。

 

 

筋トレ。。。

 

 

そっちへ行くか。君は。

 

悪くない。うん、悪くないな。

 

口に出しては言わない。言わないけれど、これから成長していく肉体美を想像してニヤける母。

 

 

暇だなあと思うと、腹筋、スクワット、腕立て伏せを暇になったらやっているのだそう。

 

今からやりすぎると身長伸びないからほどほどにね

 

とだけ声をかけて、少し様子を見ることにする。

 

あ、でも、

そのうち、今日から俺は、みたいになったら流石にビビるな。。。

【チームの子たちと商談に行ってまいりました】

 

ここのところ、仕事でお客様とうまくいかないところがあって、チームの実務担当を連れてお客様のところに行って商談、うち合わせをして仕事を整理しにいってきた。

 

20代の子は初めてお客様と商談ということで名刺をもっていく。事前に言っておけばよかったんだけれど、名刺入れを忘れたらしい。私は何度もお会いしている方なので、とりあえず私の名刺入れをかす。


ご挨拶のあと、打ち合わせ。

 

今日はお願い事ばかりだったので、一緒に行った子たちはそれぞれ資料を作成し、自分たちでお客様へお願いをしてみる。

 

言いにくいことは私がフォローするが基本は自分で言う。私のチームは、結構商談にも連れていくし、資料も作ってもらう。こういうことは、ほかのチームでは営業がやるんだろうけれど、チームの子たちはみんなお客様に自分で言いたいという。苦手な子がいないわけではないが、そういう子も自分でやってみてもらう。

 

言い方もそれぞれ個性があって、私はこうやって自分で解決してける子たちをみるのが楽しい。

一つ一つ相手にどう言ったら伝わるか、どう言ったらわかってもらえるか、考えながら話している姿は真摯だなと思う。

 

そのあと、帰りに3人でジュースを買って一服して帰った。


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簡単な仕事は一つもないし、いつも大変だなーと思うし、いつもよくやっているなーと思う。

 

打ち合わせの最後。
お客様から、いつもよくやって戴いて、うちの社員は甘えていますね。って言ってもらって、ニコニコしながら帰ってきた。


私も自分が褒められるよりも、チームの子たちが褒められるのが一番うれしい。

 

本人たちも励みになったなら嬉しいな。

【最近の息子】

 

この前、余計なことするなよ!って言ってから、あんまり当たらず触らずしていて、
かといって放置するわけでもなく、それなりにお世話っぽい事をしています。

昨日。
私は娘の部活の顧問の先生に餅つき機のお礼をと思って、仕事を早退して、
大福を買い、少し早めに帰宅すると、ソファに息子が突っ伏している。
泣いているようだけれど、よくわからず。
旦那さんは帰宅していて、台所で食事の支度を始めていた。

どーしたー?寝てる?

と聞いたが返事がない。

とりあえず顧問の先生へのあいさつが先だろうと、先に中学校に行くことにした。
ほかにも部活の様子を見に来ているお母さんたちが何人かいて、
3年生の学年の先生も様子を見にきたりしていて、
わさわさと人がいて、私も少し立ち話をして帰ってきた。

ただいまーー。

ママー、wifi、パパがとめた。。。

へー。そーなんだー。なんで?

学校行かないから!って。

へー。そーなんだー。

ママ知らない?wifi

えー?知らないよ。

ぼくね、R君と話がしたい。止められたって話がしたい。

そう?パパに相談したら?

そんなのダメって言うにきまってる。

そうかなー?

しばらくして、ご飯を食べて、食後の片づけをして、パパとも少し話をすると、
少しイライラした様子で少しwifi止める!学校にいかなくちゃだめだろ!と言っていた。

そのあと、私が本を読んでいると、息子が近くをうろうろ。。。

けいくんさ、今日、走る?それとも少しあるく?

うん。

そういうと二人で外にでた。

少し寒いぐらいだ。

で、なんとなく歩くと、息子はぴゅーっと走っていった。
走りたかったのかな?
うちの周りは坂が多いので、上り坂になると息子は駆け上がる。
走ってはしって、はあはあと息をついて私を待ってる。


息子は、平らな道で話しかけてくる。

 

パパさ、行かないと怒る。

そう。学校行く?

行きたくない。

なんで?

勉強が嫌だ。

そうか。勉強は5時間も6時間もやらなくちゃならないからね。
でも、新しいことを知ることは楽しいことでもあるよ。
それに積みあがる楽しさもあるしね。

うん。。。僕ね、Rくんと話がしたい。

ゲームでつながったお友達のRくん。
学校のお友達でもないし、ママ同志が知っている人でもない。
息子はゲームの中で自分で友達を見つけた。

パパはなんで怒るのかな?

わかんないよ。怒る、学校行けって怒る。明日も行かないと怒る、多分。
で、ゲームできない。

そう。。。

ママが話してくれないかな?

そうだねー。じゃあね、みんなで話をしようかな。
ママもね、勉強はしたほうがいいかなって思ってる。
それにね、世の中にはゲームと同じぐらい楽しいものもあるしね。
まぁ、でも、友達と話すのは一番楽しいかな。
いろんな、自分では見つけられないようなものが降ってくるのも、
ママは悪いことじゃないと思う。
ただ、ペースはあると思うけれどね。


一気にそんな話をしたら、息子はまたぴゅーっと走っていった。


パパはここのところ仕事でいろいろあった。
来年はオリンピックだし、少し忙しくなってきている。
しんどいこともありそうだし。
少しイライラすることもあるのかもしれない。

 

一番小さい息子のところに何か家族のマイナスの気持ちが向きがち。

 

家族だから寂しくてかなしいぐらいわからないこともあるんだよな。

今日、明日、今週末、帰ったら少し遠くまで息子と出かけるのもいいかな。

パパの話も聞いてみようと思う。