【夏休み中の不登校児】
息子は夏休みを謳歌しています。
毎日めっちゃ楽しそうです。
不登校の子供たちは、みんなが休む夏休みはほっとするということを聞いたことがあります。息子はほとんど毎日ゲームをしていますが、ゲームをしていない友達たちとも遊んだりします。お泊りにも行きました。親戚の子とも遊びました。海外にも行きました。親の都合もありますが、基本的には一緒にいるだけでやりたいことややっていることはバラバラです。
本当に好きなことしかしていません。不思議ですが、それが本当に悪いこととは思えなくて、学校に行かない、勉強をしない、毎日ゲームをする、でもいいんじゃないかと本気で思えてきます。
今日は、6Csという友人が主催する動画作成、編集の親子イベントに参加しました。息子はこういうところあんまり好きじゃないかなーと思ったのですが、誘ったら行く!というので、連れていきました。
そして行ったらそこに二つ上のお兄さんがいて、その子がとっても面倒をみてくれて、すごく楽しかったみたです。
夕方は家庭教師の先生が来て一緒に自由研究をやってくれました。これもめっちゃ楽しかった!んだって!
学校に行かない、ドリルとかの勉強しない、このこと以外は本当に普通の小学4年生。これで困ることがあるのかしら。。。
カンボジアに行ってきて、私はそこで一人の日本人の存在を知りました。森本喜久男さんです。カンボジアの伝統的な絹織物を復活させるため、森をつくり蚕を育て、絹織物を本当に復活させ、ロレックス賞をもらった人です。
この方の生き方をインタビューで起こした本があったので、帰国後購入しました。
自由に生きていいんだよ お金にしばられずに生きる"奇跡の村"へようこそ
- 作者: 森本喜久男,高世仁(聞き手)
- 出版社/メーカー: 旬報社
- 発売日: 2017/03/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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どうみても波瀾万丈。
中学2年で家出、それからも職を転々として、最終的に友禅の仕事につき、弟子も抱えていたにもかかわらず、海外に飛び出していく。
そんな森本さんが最終的にカンボジアの絹織物を救うことになろうとは、当時の先生たちだって、家族だって、友達だって想像もしなかったことでしょう。
今、どうであっても、それが将来につながることがあるとすれば、自分がこれがいい!と思ってやっていることだけなんじゃないかな。この森本さんのご両親は、どんなことがあっても森本さんのやることを否定しなかったそうです。
私は子供を見ているとつい否定しそうになることがあります。そんなことばかりやっていていいのか、と。
でも、否定して私の思い通りのことをやらせたところで、彼の人生が幸せになるかどうかはわかりません。すべては自分を信じる力が持てるかどうかが、彼の人生を決めるのだろうと思うのです。だから、今は精いっぱい自分のやりたいことをやり切ってほしいと思う。
それがゲームでもね。
森本さんのような壮絶な人生でなくたって、みんな自分のやりたいことを一生懸命やっていたら、それだけでとても幸せな人生なんだろうと思います。
私は親の言うことを聞いて、先生の言うことを聞いて生きてきた?
そんなことはないよね(笑)
私だってやりたいように、好きなように生きてきたものね。
息子はそれがほんの少し人より早いだけのこと。
そうだよね、ときわくん。