【本質】
時々、驚くというか、私がおかしいのかな?と思うことがある。
チームの子と話していて、ある子が、
この会社では本質を教えてくれない、
と言うのを聞いて、私は驚いた。
仕事の本質って、教えてもらうものなんだろうか?
続けて、その子が言うには、
本質を教えてもらってないから、ミスをたくさんしたんだと思います。
え?
因果関係あるのか?そこに?
ミスをしたから、初めて自分が本質を理解していなかったことがわかるんじゃないかと思っていて、業務をやって自分で掴むもんなんじゃないか。私はミスはダメじゃないと思っていて、そこから何を学ぶかじゃないか、と。
私は、思わず絶句した。
そして、私は彼女に話した。
業務や知識を教えることはできると思うし、その上で大切なことを教えることはできるけれど、本質は私は教えてあげられない。どんなに長く仕事をやっても、どんなにたくさん教えたとしても、本人が掴んだ、と感じることができて初めてわかるもんだと思うから。
若いその子は、ポカーンと口をあけてた。
ああ、はい。
と言っていた。
私だって未だに間違うし、できないこともあるし、それでも会社では上司としてチームの子に仕事を教えて、お客様と折衝して、お取引先様とも折衝し、会社とも折衝する。
そうやって、少しずつ落とし所を見つけていくのが仕事だろうなと思う。スパッと答えを出せるものだけが仕事じゃない。むしろこれからは、人間がやるべきことは、そういうことになっていくのじゃないかと思う。
そうかー、勉強になります。
いつも若い子に教えてもらってばかりだな。
いや、若い?って問題でもないのか。
ね、ときちゃん。
どう思う?
ね。