【成績がつけられません】
そういえば、学校は、前期の終わりに差し掛かったとき。
先生から電話があって、テストを受けていないので、成績がつけられません、と。
そうそう、去年も、成績表は、斜線だった。去年は忙しい時期でもあって、あんまり考えられなくて、もういいやって感じで適当にそれでいいです。って言っちゃって、やっぱりなんかおかしいって、後から思って。
今年は、はい、そうですか、と言えずに、学校は何もしないのに、そういうものは、有るんですね、と嫌味を言わずにいられず、つい、言ってしまった。そのあと、ポロポロと涙が出てきて。
息子や家族に見つかり、旦那さんに、言っちゃったって言ったら、
イインジャナイ!
だって。
息子は、僕が行かないのは、先生は悪くない。
ってポロっと言った。
あはは、けいくんは大人だな。
そうだよ、先生は悪くないね。
ただ、なにもしないだけだ。
2回目電話があったときは、私は仕事でいなくて、旦那さんが電話に出てくれて、どうやら何か言ったらしい。
娘が次の日の朝、教えてくれた。
へーーー。
珍しい。
いつもは、ワタシハワカラナイって、
あんまり先生とは喋んないんだけど。
なんだか、思うところがあったんだろうか。
その後先生から連絡があり、検討した結果わかる範囲でつけることにしました、と。
もらってきた通知表には、「もう少し」と「できる」が半分ぐらい。
やっぱり、斜線よりずっといい。
人生は、常にいろんな評価に晒される。やってらんないなーと思うような批判をされることもある。一方的でつまんなそうにみえる。
それでも、自分はまんざらでもないな、って思えるためには、評価を受け入れるしかない。そういうこと言う人もいるな、とか、そういうこともあるんだなって。
受け入れた上で、まんざらでもない、と思えるかどうか。そんな大人になれるかどうか。
息子、
忘れられてなかった。
って言ってた。
そうだよ、先生、いい人なんだよね。優しい。
でもさ、プレッシャーはやめてよね。
パパ、プレッシャーなんだよ。
そっか。
パパは日本語でなんて言っていいか、わかんないこともあるんだよ。ただ自分がまじめに勉強しなかったことに、強い後悔があるから、さきにもけいにも勉強してほしいって思ってる。
うん。それはわかるよ。
息子は、沢山のことを喋るようになった。前はこんなに自分の気持ちを話せなかった。
話ができるようになって、よかったなあと思う。
今朝も学校へ行った。
今日は就学前健診で、早帰り。
ときわが玄関で待ってるよ。