【カトリ文庫その後3】
総務の偉い人に言おう言おうとおもっているうちに、仕事がバタバタと忙しい時期があって、そのままにしていたら、デスクが山のような本になってしまっていた。
そしたら今日の昼休み、広報担当の同僚が近寄ってきて、
香取さんなにこれ~~。すごい本だね~~。
うーーん、カトリ文庫。私のが一番多いけど。周りの子も少しずつ持ってきててさ。自由に貸し出し。何なら持って行ってもらってもいいかなーって。
どう?最新もあるよ?よかったら。
おおーー、いいね。これいい。うん。
おもしろいよ、この本屋大賞のなんかね。ベストセラーもあるよ。
奥のほうだけどさ。そのうち場所もらえないかなーと思って、Sさんに相談しようと思ってたとこ。
ほら個人の持ち物だしさー。
えーー、いいんじゃない?聞いてみるよ。
お、ほんと?ポップとかもそのうちやりたいんだけどさ。どうかなー。
うん、いいね!ほんとこれいいよ。
ほらほらよかったらぜひ。
うん!ほら、社内報のネタにさ!
え?あーー!そう?小ネタになる?
また来るわ。
そうしていたら、隣の席の子が昼休みからもどってきて、本をパラパラめくっていて、
今さ、Cさんが来てさ、場所くれるかもだって!そしたらポップ書こうと思うんだけど。
ええーー。それ私もやりたいですー。
わお!やってくれる?
はい!私、本やでバイトしていたんです!ポップ書いていたんですよー。
ほー。やるねー。じゃ、場所もらったらやろっか。
その数日後、
近くの島のコが、
香取さーん、これ、見てもいいんですかー、
というので、
ああー、読む〜?
気になってたんですー、この山ー。
おすすめは〜。
と言って、2、3冊渡すと、
3冊とも借りていいんですかー?
というので、、
いいよー。といって、3冊、渡しました〜。
本って、面白いわ〜。
早く場所がほしいな〜。